「10年後の仕事図鑑」を読んで

書くこと

「10年後の仕事図鑑」を読んだ後のアウトプット。

どんな本か

堀江貴文氏と落合陽一の共同著書。

10年後の仕事図鑑というタイトルとなっていて、二人がさまざまな職業に対して今後の展望を書いていく。

ただそれだけでななく、激動の時代をどう生きるか、という大きなテーマを背景に、二人が交互にアイデアを述べていく本となっていた。

イヤイヤ働いている人たち

実は、多くの企業は不況時に無理矢理仕事をつくって雇用を維持した結果、赤字になっている。つまり、社員たちに給料を払うために社会全体で無駄な仕事をつくっているのだ。その中で、皆が労働信仰に支配されてイヤイヤ働いている。

10年後の仕事図鑑

堀江氏がベーシックインカムに言及する場面で、この言葉は書かれていた。

本当かどうか知らないが僕の経験談として、大企業に常駐エンジニアとして働いていたときは、「本当にこの仕事必要か?」と思うものは多々あった。

あと、「この人ずーっと座ってるだけだけど何してるんだろ?」って思う人はもっとたくさんいた。

だからまあイヤイヤ働いている人がたくさんいることは実感で知ってる。

堀江氏が言いたいことは、ベーシックインカムで最低限の生活は保証して、それ以上働きたい人だけ働けばいい。その代わり働かない人は文句を言うな、ということだ。

イヤイヤ働いているを働かせても生産性は向上しない。

そんな人を働かせるくらいだったらベーシックインカムで保証してあげて、働く意欲がある人たちに対してもっと投資をすべきだ、と言っている。

堀江氏らしい過激な表現だと思うが、一理あると思ってしまった。

イヤイヤ働いている人が組織にいると、その「イヤイヤ働いている」っていう気持ちが伝染して組織の士気が下がるんだよね。

そんな人とは働きたくない。同じ熱意を持った人たちと働きたいよ。

堀江氏らしい過激な表現ではあったが、ナルホド、と思ってしまった。

AIに代替されない仕事

現在、その仕事をしている人に払う給料より、その仕事ができるAIを作るコストのほうが大きければ、その仕事は人がすべき仕事になる。AIに代えたところで大したメリットのない職業は、なかなか最適化されないのである。

10年後の仕事図鑑

AIに代わらない仕事は、AIより人がやるほうが低コストである仕事ってことですね。

当たり前って言っちゃ当たり前だが、考え方としてはナルホドな、と。

AIは複雑なことはできないので、複雑なことができる人がAIに仕事を奪われないということでしょうか。

この言葉から得られる教訓は、ひとつのことだけやってればいい時代は終わったってことですね。

僕はSEなのでエンジニアとして発言しますが、サーバーやネットワークのインフラだけやってきた人は今後はそれだけでは食っていけない。

IaCって知ってますかね?

プログラムでインフラを記述して管理する方法です。

つまりインフラエンジニアもプログラミングをする時代ってことです。

あと、開発側の人たちも、インフラができるようになっていくと思います。AWSなどのクラウドを使えば、サーバーやネットワークなんて簡単にデプロイできますから。

モチベーション

モチベーションを価値に落とし込むのに重要なのは、「言語化する能力」「論理力」「思考体力」「世界70億人を相手にすること」「経済感覚」「世界は人間が回しているという意識」、そして「専門性」だ。専門性は、どんな小さなことでもいい。「自分にしかできないこと」は、他人から必要とされる十分な理由になる。ポジションを取り、他の誰でもない、”個”の価値を叫ぶのだ。

10年後の仕事図鑑

モチベーション。個人として行動するときも、チームとして行動するときも、本当にこれ大事。

だけど、モチベーションだけあってもしょうがないよね、っていうのがここでの話。

言語化しなければ相手に伝わらないし、論理的でなければならない。

「世界70億人を相手にすること」っていうのが面白いですね。落合陽一氏らしいというか。

周りの人たちだけ、日本だけ、などと規模が小さいと、価値を発揮することは難しいということでしょうか。

ん〜、僕はとりあえず来月から働く企業で、周りの人たちを巻き込んでいろいろチャレンジしていきたいと思います!!