書くこと
「心配事の9割は起こらない」を読んだ後のアウトプット。
著者は枡野俊明さんです。
なんで読んだ?
この本読んだとき無職の状態でして。なかなか不安に押しつぶされそうで大変でした。
Amazonでおすすめに上がってきたのですが、タイトルに惹かれて買いました。読むと安心できそうだな〜、なんて考えて。
率直な感想
読みやすい。そして表現が優しい。
著者の枡野俊明さんは住職をやられている方です(住職だけではないので詳細なプロフィールはリンク先を参照ください)。
職業柄もあって、言葉の表現が温かいです。
「いい加減」を心得る
みなさんは、「いい加減」という言葉をどんなイメージでとらえていますか?おそらく、いいイメージを持っている人は少ないのではないでしょうか。
(中略)
しかし、その一方でこんな使い方をすることも思い出してください。絶妙な(塩)加減の料理、ちょうどいい(湯)加減……。こちらはずいぶんニュアンスが違います。
心配事の9割は起こらない
言い換えると、「できる限りでやっていこう」、「70%くらいの出来でいいよ」なんて言葉があると思う。
日本人は真面目すぎる、なんてことも言いますよね。
100%や完璧なんて目指さずに、そこそこでいいってことをあらためて気づかせてくれた。
全速力で走っていたら燃え尽きてしまう。
“よい”加減でやっていこう。
置かれた場所で輝く
たしかなことはひとつしかありません。本気で取り組める仕事がどこかからもたらされるわけではない、ということです。待っていれば楽しい人生といつか出合えるわけではありません。
そう、「いま」就いているしごとに”本気”になるしかない。生きている「いま」を楽しむしかないのです。
心配事の9割は起こらない
この言葉を引用させていただいたのは、自分に対する戒め。
僕は来月から新しい職場に就く。
この職場でも不満は出てくるだろうけど、根気よく働いていこうと思っている。
今まで、転職したりプロジェクトを変えてきたことには、後悔は一切ない。ちゃんと理由があったので。
これからは今まで以上に、「いま」を大事にして、「いま」しか生きられないことを意識して、やっていきたいと思っている。
僕のことを雇ってくれた企業に感謝をし、必ず結果を出したいと思っている。
失敗したって命は奪われない
仮に解雇になったとしても、本来の姿に戻っただけ、振り出しに戻っただけのことなのです。そして、そこから始めるだけの力は誰にでも備わっています。
心配事の9割は起こらない
この言葉も、今の自分に状況に当てはめて考えることができたので引用した。
退職をして、4ヶ月の間無職の状態であった。年齢は41歳。決して若くはない。
この期間とても不安だったけど、今までの自分の努力が、必ず誰かに理解されると信じて色んな会社に面談を申し込んだ。
そして内定をいただくことができた。以前の会社より良い条件で。
僕には再出発するだけの力が備わっていた。いや、再出発だけでなく、より良いフィールドで働く環境を手に入れることができた。
「何歳になってもやり直しができる」という言葉は100%肯定はできないけど、仕事を失ってもそこから始める力は誰にでも備わっていると本気で思う。
自分は実行することができたから。