アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方を読んで

書くこと

アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方」という本を読んで思ったことをアウトプット。

なんで読んだの?

タイトルに惹かれた。「最強のチーム」で働きたいし、「最強のチーム」をつくりたいから。

自分は管理職ではないんだけど、最強のチームをつくるって管理職だけのミッションではないじゃないですか。

それから、どのようなチームがよいチームなのか考える上でもヒントを得たいと思い、読むことにした。

この本どうだった?率直に

読みやすかった。

文庫本で持ち運びしやすかったし(文庫本の地味な良さ)、物語があったので場面に惹き込まれて読むことができた。

物語は海軍の物語。

この本はマイケル・アブラショフという元アメリカ海軍大佐が書いた本で、ベンフォルドという機能不全に陥っていた軍艦をナンバーワンの軍艦に大変革したって話が書いてある。

上司との衝突や、部下との会話など、リアルな軍艦の中での話が散りばめられていて面白かった。

「こうやった」から「こうなった」みたいなノウハウがみっちり詰まってる。

心に残った言葉

心に残った言葉を共有させてほしい。

管理するのではない

どんな分野でも成功している企業というのは、リーダーの役割として「管理すること」よりも、「いかに才能を育て、伸ばすか」に重点をおいている。

アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方

僕の今の職場の話なんだけど、リモートワークは原則できない。

リーダーが言うんだよね。「リモートされたら管理できない」って。

で、「管理って何ですか?」って聞くと「。。。」なわけ。

結局のところ、部下が目に見えないところにいると(目の届くところに置いていないと)管理できない、ってのがホンネみたい。

悲しい。

そんな理由でリモートワークができないってこともそうだけど、「目の届くところに置く」ってことが管理ってことが悲しい。

信用されてないんだなと思ってしまう。

引用した言葉の裏側にあるけれど、「最強のチーム」をつくるためには、人を信用することが必要ってことなんだと思う。

奪うなかれ。多様性を重んじよ

私が思うに、他人に自身を失わせることで、自分の自信を高めようとする人間ほど、悲しいものはない。

アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方

いじめはどこにでもあるもので、本書のベンフォルド艦でもあったことが書かれていた。勉強家の大人しい青年が荒っぽい乗組員にからかわれていたって。

ここでアブラショフさんは、ベンフォルドは団結してチームとしての成果を優先することを明言したところ、この大人しい青年も活躍することができるようになったそう。

ただ明言するだけで効果があったことが素晴らしいと思った。

多様性を大切にするって大事。

「自信がなさそうに見える」ことや「大人しい」ということは個性だと思う。個性差別につながるなんて絶対よくないって思う。